1990年に厚生労働省(当時厚生省)の指導のもと「芳香・消臭・脱臭・防臭剤安全確保マニュアル作成の手引き 初版(以下:マニュアル)」が作成されました。制定の主旨は、当協議会に係る製品の事故事例報告をもとに、製品の製造・使用の際のリスク管理を企業側が徹底することであります。 2016年、厚生労働省医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課 化学物質安全対策室よりマニュアル改訂についての打診があり、また自動噴射型芳香消臭剤製品など新たな製品が出てきたことから、安全確保の項をマニュアルに追記するなど、全体的内容の見直しを行うこととしました。そこで、当協議会ではマニュアルの改訂について当該製品を発売している会員を中心としたメンバーで検討会を開催し、新版の作成を開始しました。 その後、近年の香りに関する様々な訴えに対して、同室から検討の必要性を示唆され、理事会で記載内容について協議をした上で、香りの感じ方の個人差への配慮について記載することとし、同室にも報告の上決定しました。また、併せてマニュアルの発行元についても同室と協議し、発行元を「芳香消臭脱臭剤協議会」と変更致しました。